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「働く」を応援する為に

「働く」を応援する為に… (福祉・介護職員特定処遇改善加算の職場環境等要件)

 常に変わりゆく社会の中で、障害のある方の「働く」を形にし続ける為には職員のスキルや知識の向上は勿論のこと、それを最大限に引き出せる設備や働きやすい職場環境作りが不可欠であると私達は考えます。
 ここでは特定非営利活動法人TRY福祉会での取り組みを紹介します。

1.資質の向上

①研修の受講

 当法人では、業務上必要な研修は勤務時間内での受講としております。
 復命は担当業務・経験年数を加味して法人事務局にて決定します。外部のサービス管理責任者研修相談支援専門員研修都立中部総合精神保健福祉センター主催精神保健福祉研修東京都工賃アップセミナークリーニング師研修等を受講しております。施設内でも新人職員研修や医療観察法研修等に加えて、就労移行支援事業の企業見学には全職員が最低年に1回は参加するようにして、常に最新の情報や動向を掴むようにしております。

 また、働きながら精神保健福祉士・社会福祉士・公認心理師の資格取得を目指している職員には、国家試験前の集中的な勉強期間や予備校等の試験対策講座受講の為の有給休暇取得についても柔軟に対応を行っております。

過去合格実績
2013年度
 精神保健福祉士 1名
2014年度
 精神保健福祉士 2名・社会福祉士 1名
2017年度
 精神保健福祉士 1名・社会福祉士 1名 
2018年度
 公認心理師 1名
2019年度
 精神保健福祉士 1名

2.労働環境・処遇の改善

①ICT活用

 事務所には職員1人1台ずつパソコンを完備。
 機材やネットワークの管理については長らくリコージャパン株式会社様に一括してご依頼をしています。日々の支援記録はウチダエスコ株式会社様の『絆 障害者福祉システム あすなろ台帳』を、ご利用者様の作業プログラムの参加時間や職員の出退勤管理はKYODOU株式会社様の『ShiftMAX』を導入しております。また、施設内にはセコム株式会社様の計7台のカメラとセキュリティシステムを導入しており、特に事務所から離れたクリーニング作業場でも目が行き届くようにしつつ、何かあった場合でも客観的な記録として録音録画が可能となっております。各社様の得意とするシステムをゆい企画に合う形にカスタマイズして頂いて導入しておりますので、業務の効率化・最適化を行っております。
 2020年度より更なるネットワークシステムの拡充により在宅勤務も取り入れ始めています。

②職場内コミュニケーションの円滑化

 毎日、当日の出勤職員で申し送りを行い、疑問点などは全体で共有して職員同士の連携の強化を行っております。月に一度は法人理事も参加しての職員会議を開催して、風通しの良い支援と施設運営を心がけています。

③事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成による責任の所在の明確化

 思わず慌ててしまう感染症・事故等の発生時にも職員全員が対応出来るよう法人独自のマニュアルを作成しています。使いこなせるように施設内での実践研修・内容の見直しも定期的に行っています。

④健康管理面の強化・分煙スペースの整備

 健康に働き続ける為の健康診断も業務時間内での受診として、結果を基に法人理事との面談を設定しています。年次有給休暇は30分単位での取得が可能で、オン・オフの切り替えやリフレッシュの為にも全取得を推奨し、取得率も毎年100%を維持しております。
 主たる事業所には換気扇と分煙機を設置した完全分煙の喫煙スペースを設けています。

3.その他

①中途採用者に特化した人事制度

 当法人では共同作業所時代より9割以上の職員が中途採用で、長年中途採用者を念頭に置いた人事制度を構築して参りました。精神保健福祉分野や医療機関はもちろんのこと、営業職や販売職など他分野の経験も活かせるような人事制度を導入していることで、障害者福祉の視点に留まらずに幅広く社会の中で「働く」ための支援を展開しております。
 1日あたりの勤務時間も7時間+1時間休憩と比較的短い事も特徴です。

②非正規職員から正規職員への転換

 勤務実績の評価により、2013年度に2名、2016年度に1名、2021年度に1名の職員が非常勤職員から常勤職員へ昇格しております。
特定非営利活動法人TRY福祉会
ゆい企画
〒166-0015
東京都杉並区成田東5-15-21
成宗マンション1階
TEL.03-3220-7880
FAX.03-3220-7895

 
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